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BL読書会始末記

今年、2015年のやおいの日、8月1日は、全国的に猛暑でしたけど、BL読書会の地、名古屋も例外でなく、最高気温38.5度とか?(今日まで知らないでいて良かったよ)

多分、会場に向かっていた3時ごろは超絶に暑い盛りだったはずで、サウナで自分の息が熱いってあるけど、街を歩いてて鼻のあたりがモワンと熱いとか、どんだけ、アタシの鼻息が荒かったかってことじゃなく、どんだけ空気熱かったかってね。

いや、ある意味、アタシの意気込みが猛暑を生んだじゃね?ぐらい、アタシの鼻息が荒かったのも事実ではありましたよ。

まぁ、そんなこんなで、初めての地でしたけども、特に迷うこともなく、無事会場の、ちょい小じゃれたカフェに到着し、やはり小じゃれた内装のこじんまりした店内に女性ばかり50人弱が集まり、6つのテーブルにそれぞれ、7~8人ずつに分かれて、【中村明日美子『同級生』BL読書会】は開始されたのでした。

ワタシのテーブルは、ワタシを入れて8名。
案の定、ワタシがいっちゃん年上のようで、なるべく小さくなっておりましたが、自己紹介的なものが始まり、ここで初めて気がつく、というか驚愕の事実!
なんと8名中4名が、この読書会まで『同級生』を読んだことがなく、またそのうち3名が、BLマンガはこれが初という‼‼‼‼

はぁ?!とヤクザも真っ青なやさぐれたツッコミを心で入れつつも無害なおばちゃんを装うワタシ。

でも、これはワタシの認識不足ではありました。
読書会は、東京、名古屋、時々大阪で行われ、本のジャンルも多岐にわたっているのだけど、基本、課題本を読んでて、参加費を払えば誰でも入場でき、今回も、特にBLや『同級生』ファンでなくても、上記要件さえ満たしていれば参加可であったのでした。

まあでも、全く興味ない人間が、BLなんてジャンルの本をわざわざ買ってまで参加するわけないだろうし、読書会なんだから感想ぐらい言えんだろうとふんでおりました。

そんな初心者の皆さんのためにもなるべく『同級生』しばりでいくということを決めて、一人一人、課題本の感想などを述べることに。

お一人目は、この読書会常連の方のようで、でもBLも大好き、この『同級生』が彼女にとってのBLマンガ原点とおっしゃっる方。

ほうほう、それで?と期待マックスのワタシ。

おっしゃったことの仔細は忘れましたけど、『同級生』には他のBLにはない、二人の力関係が平等っぽいのがいい、みたいなことを話されたかな。要約した感じは。
”二人の力関係云々”に関しては同意。(まあ『同級生』に限らんけども)

というか実際は、「ほんと好きなんですよね」って以外、「昨晩、復習した」っておっしゃる割に、あんま考えてきてなかったご様子で、要領を得ない感じ。

つづく他の方々も似たりよったりなご意見。う~む、もやもやする。
腐女子でない方々は、「さわやかでかわいい」とか「少女漫画っぽくてキュン」とか言いつつ、でも「どうして男同士が惹かれるのかわからない」とかやっぱ出るのかよ、このテンプレ疑問。

つか、そこ???

BL読書会ってわかってんだから、そんなこたぁ~大前提としてだな、自分で考えるなり、もちょっと勉強するなりしてきなはれ!

てか、復習してきたとか、先の彼女もどの口で言う!
アタシなどは、『同級生』から最新OPERAに載ってた『同窓会』まで、草壁×佐条関連は全部紐解き、ワタシの萌えシーン、好きなシーン、
その理由、明日美子先生の表現の変遷なんて勝手な持論まで、付箋を貼りまくってさらったっての!

って、人のいいおばさんの仮面が剥がれそうになるくらいな高速の勢いで(つか剥がれてたよね)、
そのワタシの萌えシーン、好きなシーン、その理由、明日美子先生の表現の変遷なんて勝手な持論まで
ワタシの順番来た途端に、畳み掛け、まくしたてたワタクシなのでした。

これは、後で分かったのだけど、この時、やはり皆さま、若干引いたのだそうだ。
もちろん、”引いた”とはおっしゃらなかったけど、「圧がすごかった」とはっきりきっぱり(苦笑)
それに、中にお一人、最初はめちゃフレンドリーだったのが、その後、完全にワタシに心を閉じた(ように見えたというか感じたというか)、さすがのワタシも以降、発言を自重したのでした。

ただ、ワタシの後に感想を述べられた、読書会常連でBLは初心者の方(初心者Aさん(仮))、「初読みでは良さがわからず、今回は毒舌で晒そうと思っていたのに、何度も読んでるうちにハマってきた。」とおっしゃってて、多分(ワタシの自意識のなせるわざかもだけど)、ワタシの圧が彼女の毒舌を何割か封じたんじゃと感じている。

そうして結局、一回り、感想を話して、あの場面が、この場面がと、主に『同級生』好きが、萌え話をし、いろいろ話を脱線させつつ(これがイラつくほどメインだったんだが)、わいわいやってるうち読書会終了。

ワタシはなんとか、ちょっと暴走しがちな、痛いけど、悪い人じゃないのよ~っておばさんの皮をキープ(したつもり)、なるべく、参加者みなさまの意見に、ふむふむと相槌、合いの手を入れ、お話を促し、適度に質問して…とエンタテインしていた。

まぁ、それは性格的なものもあるんで、特に嫌だったわけじゃないけども、やはり、もう少し建設的な話がしたかったかな。

正直、どこか未消化なもやもやが残ったままの読書会だった。

昔、BSでやっていた『BSマンガ夜話』なんてのが、頭の隅にあったのかもしれん。あそこまで高尚細密に課題マンガのことを熱く語るなんて、そうそうできることじゃないってことなのか。ってことなんだろうな。

つか、今回は女性限定だったのも問題だったかもしれない。
もちろん、男性だからって、必ずしも論理的かつ中立的に感想が述べられるってわけじゃないだろうし、BL自体が無理だってなったら、マンガを語る以前の話になっちゃうだろうけども、

だけども、今回のように女子ばっかり野放しで話させると、女子トークにありがちな、承認欲求というか、「あ、わかるぅ」「アタシも~」ってな会話で、キャッキャッと楽しいだけの、なんの進展も学びもないトークにどんどん陥ってしまって、カタルシスが正直ない。

そういうのって、仲の良い友達同士の女子会なら、親交を深めたいだけな集まりなんだから全然ありだけども、今回のような読書会ではいかがなものかと思う。
アタシの要求が高すぎんだろうか?

ただ、そんな中でもほんの少し、「おお~、こういう話したいんだよ~!」って場面もなくはなかった。

例えば、「草壁くんって言うほどおバカじゃないよね」、という話から、

 ワタシ:百人一首の上の句に引っかかってたり、『肩甲骨は翼の名残』なんて小説のタイトル言ってみたりね。

 初心者Aさん:ああ、それは、草壁くんってミュージシャンだからなんじゃないかな?感性が鋭い。

そうかっ‼‼‼‼‼‼‼ 目から鱗だ。

あるいは、細かい設定に関して、

 腐女子B子さん:二人の名前が、”ひかり”関連なんですよね!

うわっ!これは、自分が見つけたかった!つか、なんで気づかんかったぁ~!

このあたりでの会話はたぎったなぁ。もっともっといろいろ掘り下げたかったよ(涙)

その後、場所を移動し、懇親会はバーのようなところで。

立食形式なので、読書会で決まっていたグループは離れて、自由にご歓談くださいってことだったけど、話かけた一人目が、ガチのコミュ障の方でビビり、次の方は、全く『同級生』にもBLにも興味がなく(じゃ、なんで参加?)、ワタシの話を非常に奇妙な、別の意味でビビる(オカルティな)笑顔で聞いてて、自分で話してる途中で「あ、明太スパきた!」とか空気読めない子を装って離脱。こえ~!

結局、前のグループにいた、一番、受け入れてくれそな子たちの間に潜りこみ、ビールやってカクテルやって、痛いおばちゃん丸出しで、声枯れ枯れになるまで、来る話題来る話題を打ち返してるうちに懇親会も終了。

ラインも交換したり、うお~、当初の目的だった、腐友できたんじゃね?と帰途についたのでした。

後日、ラインのお嬢さんたちったらアイコン見ても、誰だか全然わかんないんで、確認する意味で「おつかれさま~」とラインしてみたんだけども、みなさまの返信がなんか恐る恐るというかね。

読書会後も浮かれちゃって、はずいテンションでいい気にラインしてきちゃう痛いおばさんと思われた?

つか、いやまんま、痛いおばさんじゃん‼‼‼‼

腐友がうれしかったんだろうなぁ、アタシ(遠い目)

それにやっぱ、懇親会でも圧がすごかったみたいで、「昨日は先生みたいでした」とおっしゃったお嬢さんも。

ああ、そうだ、アタシ、酒飲むと、説教モード入るんだったぁ~。また、やっちったかぁ~。マジかぁ~。

ああ、確かに言ってたよね、「アタシの明日美子論を論破できるツワモノよ、集え」ぐらいなことさぁ(うわっ、めんどくせ~、つか何言ってんの?)

まぁ、これもクローゼット腐女子長すぎてこじらせまくった形の承認欲求ってやつなんだろうなぁ~。とか、分析するのも虚しいかぎり。

お嬢さんたち、めんどくせ~おばちゃんで、ごめんね。

にしても、お若いお嬢さんたち、現役女子大生とかもいらっしゃって、そんなお若くても、アタシの振るドラマCDの話題にがっつりついて来たりって方もいて、めっちゃ頼もしかったのだけど、

皆さん、商業BLより、どっちかっていうと二次創作スキーな方々だったな。

アタシもアニメ好きだし、ハマったら沼ふかいのは知ってるし、その情熱ったら、このところの日本の猛暑とか目じゃないのも分かってるんだけど、

みなさま、それぞれハマってる沼違ってるわけで、それぞれのオシカプの萌え話に、みんないい子たちだから、お互い知識総動員で話合わせてるんだけども、話題つきると人数いても、皆黙るっていうね。

ほんとにお疲れさまよ(ついでに、めんどくさいおばちゃんのお世話もサンキュウで~す)

萌えを分かち合うって、中々難しいね。

だからこそ、作品を通して、自分の萌えの何たるかを語れたら、少しは互いの萌えの理解に近づけやしないか?と思ふゎ。
でも、そのチャンスの読書会で、結局みんな、単に「好きだ~」「萌えた~」を繰り返すばかりなんだな。

いやいや、ツワモノはきっといる!

BL読書会!次回に期待する!(って結局、楽しかったんじゃね?)



                                                 
        ニュー!伊達眼鏡3号!相変わらず、フル装備で本屋に挑む!









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『同級生』読書会ーあるいは腐友~七夕の願い事

ワタシは腐女子歴はそれなり長い。昨日今日目覚めたというわけじゃない。

が、自意識ばかり無駄に過剰で、BL本だって、以前は密林頼みで、
やっとこの頃、書店等で購入しようと頑張っている(マスクと伊達眼鏡は必需だ!
かえってあやしいかもしれんが…)くらいなんで、
身近に腐友などがいるわけもなく、BLマンガにドラマCDに萌え散らかしても
萌えを分かち合える相手はない、という孤独をもう何年も耐えているわけだった。

              おニュー伊達眼鏡、UVカット付き!
 
身近なところで啓蒙してゆくのが、手っ取り早いかと、でも、それなり勇気を振り絞って、
オタクに免疫のある友人等にそれとなく勧めてみるものの、ドン引きされることも、
変態扱いを受けることもない代わりに、関心も全く示されず、以降、

BLの話が話題に上ることもない。

正直、好きなものに関心を示されないってのにはそれなりダメージもくらう。
ますます、BL関連事がワタシの中で封印されていってしまう悪循環。
 
特にワタシなどBLCD厨ときてるわけで、これをわかってもらうってのは至難の業。
もう、キセキか神頼みしかないと腹はくくっているけれども、非常に寂しいのに違いなかった。

とか言ってるワタシも、かつてはあの、特に受けのみなさまの、息も絶え絶えな喘ぎに、
もう、ど~~~~していいのかわからず、実は敬遠していたのだけれど、

NO BLCD NO LIFE!!!!!!!!!

なんと人生を無為に過ごしてきたことかっ!と今更悔やまれる。

もともとは、TVドラマ好きで、毎日のように何がしらのドラマを見てたのだったのだけれど、
ドラマCDに目覚めちゃった今、TVドラマはほとんど見なくなってしまった。

毎夜毎夜(朝でも昼でもいいんだが)、イケボな男二人が、
もういくとこまでいってくれちゃうのである。やってくれちゃうのである。
(注:声だけだ)
TVドラマなんかぬるすぎて戻れるわけがなかった。

腐友の話だった。

8月に、マイブームのマンガ家中村明日美子せんせの『同級生』の、なんと読書会がある。
女性限定(男性は二人一組でなら参加可)ふむ、ふむ。

『同級生』シリーズは『O.B』まで、マンガのみならず、ドラマCDも完璧フォローしている。
また、明日美子せんせのマンガに関しては語りたいことが溢れるほどある。

また、『同級生』という縛りがある以上、腐れのお仲間がいっぱい来るはずだ。
あわよくば腐女子のお友達を!とも思うが、たとえお友達にはなれなかったとしても、
腐女子のみなさま、あるいは明日美子せんせのリアファンには相見えることができるぞ!

もう、参加しかないじゃないか、アタシ!

とは思うものの、本屋でBL本買うのに、いまだ無駄に怪しい変装して行くワタシに、
このミッションは重すぎないか!

う~~~ぐ。




ブラッドベリの短編に『霧笛』というのがあった。
詳細は忘れてしまったけど、得体のしれない怪物が出てきたと思う。ネッシーみたいな。
たった一匹で何千年、何億年?も生きてきた怪物が霧笛を仲間の咆哮だと思って出てくる、
って話だったと思うんだけど(違ってたらすまぬ)

ワタシの気分ったら、そんな”怪物”くんかもしれん。
ミッションは重いが、もう一人は嫌なの…みたいな。

定員70名。正直、まだ踏ん切りはついてない。

う~~~ぐ、どうすっかな~。


    
                             

                                          
       
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アニメ『血界戦線』最終話延期


またアニメの話題で恐縮ながら、春アニメがどんどん最終話を向えている。

『黒子のバスケ』3期にいたっては、納得の最終回、大団円で有終の美を飾ったわけだけども、原作よりもアニメからのファンで、1期、2期と間が空くなか、テンション繋いで見てきたワタシなど、感動なんだか感慨なんだか、とうとう本当に「終わってしまった…」(抜け殻)って、形容しがたい思いが胸に渦巻く。

それと前後して、『血界戦線』の最終話が延期になったという、前代未聞(多分)な事態になっていたよ。

作った最終話が30分に収まりきらなかったんだそうだ。時間を別にとって放映するらしい。(放送時間など未定)

前の記事にもご紹介の『血界』。
とてもいろいろこだわって作ってるアニメであるし、もちろんこんな事態は想定外ながらも、こういことになったらなったで「あるかもな」と思った。

ただ、アニメ『SHIROBAKO』でも、納期をぎりぎり死守するために制作側が七転八倒して修羅場を乗り切る様子が描かれてたけど、”落とす”ってのは、まさに修羅場で敗れ、”死”ぬことと覚えたりってわけで、それ思うと、この”延期”ってのは、大英断ってことなんだと思う。
でも、良いんじゃないかと、裏の事情を知らないワタシなど、無責任に思ったりもする。

例えば、すっごく楽しみに見てたアニメでも、ドラマでもだけど、最終回で拍子抜けすることって、ほんとよくある。

なんだ、そのオチの付け方は!つて。正直、片手間みたいなオチで茶濁すくらいなら、いっそ、最終回なんざ、やめちまえ!と思う。(んなわけにはいかんだろ)

でもきっと、やむにやまれぬ大人の事情ってやつのせいで、寸足らずみたいな、整合性ガン無視な、伏線ばらまきっぱなしな終わり方にやむなくしたのでしょ?そうでしょ?とエア監督や制作と悶々エア総括して、行き場のない憤りを何度鎮めてきたことか。

こういうぶっちぎって関係者各位に面倒、迷惑かけまくってでも、こだわり抜いて作ろうって気概は、呑気に待つだけの視聴者サイドの意見ながら、”最終回がっかりトラウマ”抱えるワタシなど、逆に頼もしくもありがたい。

まぁ、このアニメの、あの監督さまだから、余計にそう思えるというのもあるかもしれん。ここまで面白いもんを見せてくれてたんだから、薄っぺらな最終回を見せられるより、制作者サイドが「どうだ!」ってなもんを、いいよ、見せな!って思えるよ。

非常に厳しい状況、状態に置かれているであろう監督さま他、方々、GOOD LUCK!!!!


         
         さあ目を開けて 君は強い人
          
 その目が見たから 全ては生まれた (by Bump of Chicken)

        


 



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プロフィール

HN:
かの扁里
性別:
女性
趣味:
BL関連
自己紹介:
BL作家をめざす、かの扁里のBL的つぶやき
昔からサブカル体質。
現在BL原理主義的毎週たくさんアニメ見るおばさん。
BLドラマCD厨。



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